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光ちゃんもうすっかり少年。

日本じゃこれは立派な治療の対象です!

tokei4月2日

こんな感じで、ダラダラと時間が過ぎ・・すでに日本に来て1週間経ってしまった!!
光ちゃんの時差ぼけは相変わらずで、朝5時頃には起きる。

しかし!!咳が止まらない・・止まらない所か酷くなっている気がする。

『これはもう絶対に医者に行かなきゃ!!』さすがにママも慌てて、初めてだけど新しく出来た内科も小児科くっ付いたお医者さんに行く事にした。

『すみませ~ん。保険は無いので、自己負担でお願いします~。』ママが言うと、どこの受付でも怪訝そうな顔をする。
『保険証忘れたんですか?』若い受付の女性が聞く。

『いいえ・・海外に住んでいるので、保険証は無いんです。』と言うと、あちらも納得した模様。

『じゃ・・熱を測ってくださいね』体温計を渡された。

『う~ん・・日本はそうだった・・脇の下で測る体温計で、光ちゃんの熱を測った事は無い・・出来るのか??』そう思ったが、何とか測れた。
『38.2度です。』ママは渡しながらそう言った。

『あら・・熱が有りますね・・・』受付の女性は言った。

『はあ・・そうですねえ・・』ママは言った。だって、ドイツじゃその位の熱はあまり大騒ぎしないんだもん・・・。

間もなく呼ばれた。日本名なので、なんか変な感じ。

先生は若い男の先生だった。

『どうしました~?え?咳がもう一週間も出ているの?熱も有るし、何でお母さんもっと早く連れてこなかったの!?』いきなり先生に怒られちゃった。

『はあ・・なんせ・先週の金曜日・・いや・・土曜日に日本に着いて・・この位の咳じゃ・・ドイツじゃ何もくれないもので・・・』ママは小さくなって、先生に言った。

『へ?ドイツ?あ・・そうなんだ!ドイツに住んでいるんだねえ・・』先生はそう言って、光ちゃんを診察して、眉をひそめた。

『お母さんねえ・・ドイツがどうだか知らないけれど、日本じゃこれは 立派な治療の対象ですよ!このまま、こういう咳を放って置くと、喘息にもなりかねないよ!』

ええ~!!喘息~!!!!』それは困る。

『そうかあ~。ハーフくんなのかあ~。どうりでハンサム君だと思ったよ』先生は言いながら、吸入の指示と、数日分の薬をくれて、ママが欲しがった(?)気管支拡張パッドを処方してくれて・・

『これで様子を見ましょう!でも、3日後にまた来て見せてくださいね』そう念を押された。

薬代も合わせて合計8000円也!!
ひゃー。自己負担って厳しい~!!



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